英語ーひでさん

英語 ひでさん

NY Times (英字新聞)で日本・世界を読む

「英国王室結婚式 米国文化 黒人文化 ダイアナ妃」ニューヨーク・タイムズ(英字新聞)で英語を勉強する

NY Times から、英国王室結婚式で、黒人文化が織り交ぜられる一方で数々の部分でダイアナ妃へ捧げる式となり、歴史的にも独特なカップルによる独特な王室の式が話題を呼びました。(ハリー王子とメーガン・マークル氏の結婚) 

 

‘I’m American. I Hug.’ Meghan Markle’s Looming Impact on the British Monarchy

‘私はアメリカ人だから、ハグをするよ。‘英国王朝へ広がるメーガン・マークルの影響

 

LONDON — As a harbinger of things to come for Meghan Markle, consider a scene from her early encounter with royal protocol: After her first few visits to see her boyfriend in Kensington Palace, she began greeting the palace guards with hugs.

ロンドン。 今後メーガン・マークルの将来を予測させるものに、 英国王室規則との始めの頃の出会いが挙げられる。ケンジントン宮殿にいる彼氏であるハリーの所へ2,3回訪れた後に、彼女は衛兵に挨拶しながら彼らを抱きしめるようになった。

 

After this happened several times, someone informed her that, according to the social codes of the world she was entering, hugging palace guards is Not Done. Ms. Markle, 36 — born and raised in Los Angeles, the daughter of a yoga teacher — listened politely to that advice.

これが数回起きた後に、彼女は言われた。彼女が入ろうとしている世界の社会的ルールとして、宮殿の衛兵を抱きしめるようなことは、、ない(過去にもない)。ロサンゼルスで生まれ育ち、ヨガの先生の娘であるマークル氏、36歳は、この忠告に礼儀正しく耳を傾けた。

 

And ignored it.

そして、それを無視した。

 

“Someone said to her, ‘People don’t do that,’” her friend Bonnie Hammer recalled in an interview to NBC. “She literally said, ‘I’m American. I hug.’”

“誰かが彼女へ言いました ‘普通の人はそんな事はしないよ。’と。” 友人であるボニー・ハマーはマークル氏を振り返ってNBCへのインタビューに答えた。“彼女は文字通り言いました。‘私はアメリカ人だ。(親しい人は)抱きしめる。’と。”

 

She is, like Harry’s mother, Diana, Princess of Wales, informal and open. She is at ease in the glare of celebrity and adept at using it for her purposes. Raised as a political activist, she likes to recall the letter-writing campaign she undertook as an 11-year-old, in which she persuaded Procter & Gamble to withdraw an advertisement for dishwashing liquid that she thought was sexist.

彼女は、ウェールズ公妃であったハリーの母親、ダイアナのように、格式ばらず開放的である。彼女は有名人としての注目を集める中で、平然としてそれを自分の目的に上手に使う。政治的活動家として育てられ、11歳の時に手紙を書く政治運動をした事を振り返ることを好む。彼女は11歳の時に台所洗剤の広告が女性差別的に作られていると思い、プロクター&ギャンブルを説得して撤去させた。

 

語彙・表現・背景

Hug ~  人・動物・モノ を抱きしめる  = give a hug

Meghan Markle メーガン・マークル 元女優、慈善活動家。ハリー皇太子と5月19日に結婚。    goo.gl/3v4r7d   https://en.wikipedia.org/wiki/Meghan,_Duchess_of_Sussex

Loom  (物事・人)が影からだんだん大きく姿をあらわす 近づく 重大になる 脅威をもたらす

Impact 影響 = effect (効果)影響 influence (及ぼす)影響  Influence (影響力)影響  

British イギリスの  Britain イギリス Great Britain (England, Scotland, Wales = “本島”)   United Kingdom (England, Scotland, Wales + Northern Ireland)    British Isles (上記+ Republic of Ireland 無数の小さな島々も) 

Monarchy 王国 monarch 君主 head of state 首長(例えば総理大臣)

Harbinger 前兆 兆し 前衛兵 伝令者  = herald 前触れ伝令者  sign 兆し forerunner/precursor 先行く人 兆し 

Things to come 来たるモノ

Consider ~   を例に挙げると(冒頭の言い回し= take ~) consider を考える 考慮する = think of/about

Scene シーン 場面 状況 = situation 状況 occasion 時 

Early  初期の = late 後期の 後になっての 

Encounter 出会い 出会う = meet 

Royal 王室の loyal 忠実な

Protocol 約束事 規則 ルール = rule 規則   code 掟 social code 社会的規則 法律ではない約束事(場合によって法律も penal code 刑法)  order 命令 

Kensington Palace ケンジントン宮殿 ロンドンにある王室の居住施設の1つ。  goo.gl/Lf3m7h

Greet ~  挨拶をする 

Palace guard 宮殿の衛兵 = security guard / officer 警備員 

Inform 人 of ~  について知らせる  = advise 人 of ~       advise 人 to do したほうがよいと指導する advice 忠告

According to ~ によると

Enter ~ に入る = get/go in ~

is Not Done  されない (普通の)人はしない (例外無しに)しない

Born and raised in/at ~ で生まれ育つ

Listen to ~ を聞く 音楽を聞く hear ~ を耳にする が聞こえる 

Politely 礼儀正しく polite  礼儀正しい 

Ignore ~  を無視する   = don’t follow (the rule/advice)  

Say to 人 =  tell 人   言う

People 一般の人 普通は

Recall ~ を思い出す 思い出話をする = remember ~    

Literally 文字通りに literal interpretation 文字通りの解釈  

Like ~  のよう

Princess of Wales 英国皇太妃  Prince of Wales  現在 チャールズ皇太子  

Informal カジュアル 格式張らない formal 正式な official 公式な

Open 開放的 closed 閉鎖的   記事では、マークル氏がダイアナ妃と似ていて、政治的にも活動的である事が載せられている。王室の署名がコピーされるのを防ぐ為サインが禁止の中、小さな女の子がロープ際でサインをお願いしたので気楽に応えたりする様が例として挙げられ、ハリー王子もダイアナ妃そっくりで“普通”の人のような人生を目指しているとされている。

Be at ease 楽にする 

In the glare of ~  の脚光の中で     glare 眩しい光 glare at 人 を睨む

Celebrity 有名人 

Be adept at / in  ~ に器用   skillful 器用     skilled / versed in   に長けてる 

Purpose 目的  = agenda 計画済みの題目  goal / objective目標  plan 計画   

Be raised as ~  として育てられる

Political activist 政治的活動家

Letter-writing campaign  政治家へ手紙を出す活動 同記事で、テレビでも、マークル氏が”11歳の時にヒラリー・クリントンに手紙を書いて要求をした” と紹介されている。#MeToo 運動でも活発なマークル氏が英国王室の政治的な発言は禁止というルールには手をこまねくであろうとしている。

Undertake ~  に取り組む    tackle ~ (困難)取り組む shoulder ~ 担ぐ accept ~  引き受ける

In which  の中で

Persuade 人 to 動詞 /  into ~ ing   するように説得する  = advise 人 to ~ 

Withdraw ~  撤回する 引き下げる  withdraw from ~  から撤退する 

Dishwashing liquid / soap 台所洗剤

Sexist 女性差別者・的考え

 

NY Times の複数の記事が、マークル氏が黒人文化を英国王室へ持ち込んだとして、将来の多様化・社会的包摂化へ貢献するとして明るい風潮を取り上げている。(マークル氏は黒人と白人の間の子。) 式典では、キング牧師を引用した黒人で米国聖公会の長の説教、夫婦の誓いの際に人権運動で使われた「スタンド・バイ・ミー」が黒人中心の聖歌隊によって歌われ、黒人教会の牧師による祈り、若い黒人演奏者のチェロのソロがあって、人権運動の「私の小さな光」で退場した。一方で、ハリー王子によってダイアナ妃の兄弟皆が招待され、ダイアナ妃のお姉さんが聖書を読み、ダイアナ妃に捧げられた聖歌や、ダイアナ妃にゆかりのある白バラその他を宮殿の庭から自分で摘み取ったものが使われ、エルトンジョンの演奏等、ダイアナ妃に捧げる式となった。式全体が二人で慎重に計画されたと報道されている。

 (最前列の空席がダイアナ妃の為に空けられたもの、とツイッター上で勘違いがあって英国人の間で涙を呼んだ。) 

https://nyti.ms/2IOMEoV

https://nyti.ms/2IwdFd9

https://nyti.ms/2GylnSi

 

引用:2018/5/21 NY Times. 2018/5/18 ‘I’m American. I Hug.’ Meghan Markle’s Looming Impact on the British Monarchyから抜粋。

nyti.ms